年末のこの時期、お部屋の大掃除と一緒に一年間頑張ったご自身の愛車をピカピカに洗車をして新年に備えるところですね。この時期は当社の各店舗も洗車やコーティングでお大忙しです。
前回までのコラムで洗車やコーティングをすることによって、お車の美観を保つこと以外にも、大事なお車の塗装やガラスを様々なキズの原因や汚れから守ることをご紹介しました。
今回は表面に見える部分以外のお車の外部のケアについてお話ししたいと思います。
愛車の下回りの天敵 －「サビ」
●車の下回りには何があるの？
車をジャッキで上げた写真のように、下回りには様々なものが露出しています。
マフラー(排気口)、エンジン関係の配管、サスペンション、ブレーキローター等のブレーキ周り、燃料タンク等、細かい部品がつながっています。こちらの部品の特徴としては、鋳造品であるということで、もちろん相当頑丈に作られてはいますが、しっかりと塗装で守られている塗装部よりも外部環境の影響を受けやすい部分ではあります。
もちろん、製造時にサビ止め等を施して強化はされていますが、やはり縁の下の力持ちの役割を果たす下回り部分はとても過酷な環境に晒されていると言えます。
●車の下回りが劣化していく要因は？
愛車の下回りが傷む要因は主に以下のようなものです。
・飛び交う飛び石
・雨水等に含まれる汚れやミネラル質が徐々に浸食する
・融雪剤や路面凍結防止剤に含まれる塩分
・潮風によるもの
・未舗装道路や駐車場をよく利用する
・物理的要因(下回りを)こする等
特に、飛び石で細かなキズが付くと、金属の地肌が露出し、そこからサビが広がりやすくなります。
●放置すると…？
もちろん多少のキズやサビがすぐに影響してくるものではありませんが、ひどくなってくると、以下のような状態になります。乗り心地、燃費に影響を及ぼしてくると部品の交換や修理が必要になってくる段階になってきます。修理費用も高額になるケースがほとんどとなりますので、定期的にケアをしておきたいところになります。
・下回り部品破損の原因に
・パーツが取れることでオイル漏れなどにつながることも。
・ハンドルの利きが悪くなる・異音がする等 ・ブレーキの利きに影響が出る
・運転中に揺れやすくなる
・車検が通らない
などなど、さまざまなところに影響が出てきます。
愛車の下回りのケア方法
●普段できること
定期的な洗車はやはり大事。特に駐車場や普段通る道路の環境で未舗装の所が多い方や、沿岸部にお住まいの方は、洗車の時は下回り洗浄を付けることで、キレイすることができます。ドライブスルー洗車機にも下回り洗浄が付いていますので、ご利用の方は試してみてください。また、この部分は拭き上げができませんので、洗車後に軽く車を運転して動かしてあげるだけでも自然乾燥を早めます。普段はこれで十分ケアできます。
●自分でしっかりケアをしたい方は？
もう少し突っ込んで手入れをされる場合、カー用品店などで売っているサビ止めをスプレーしてあげることも効果的です。下回りについてはご自宅でできることも限られてくるので、若干お車に詳しい方でないと難しいかもしれません。
こちらは、定期的にすることで錆の抑止にはなりますが、効果に関しては数か月に一回程度行った方がベターではあり、結構手間がかかる作業となります。また、塗りムラに注意することと、無理な体勢でスプレーが目に入らないようになど、注意も必要です。
●プロに任せたい！
車のボディと同様に下回りにもコーティングのオプションがあります。
主に、下回りの防錆コーティング、スーパーサビガード、スーパーマフラーコート、樹脂フェンダーキーパーなどのコースがあり、下回り環境に特化した施工が可能です。こちらはボディのコーティング同様に金属表面をキズや様々な汚れから保護をしてくれます。耐久年数はコースによりますが、1年～数年程度持続するものもあります。店舗によって取り扱いが異なりますので、まずは是非確認されてみてください。
年末年始にしておきたいその他のケア
年末年始は帰省等で長距離を運転される方も多くいらっしゃいます。当社のある福岡市近郊であれば環境的に変わりがない所での運転でＯＫかと思いますが、山間部など、雪が積もりやすい所や天気の急変が起こりやすい所を運転される方で特にご注意いただきたい点があります。
●タイヤ関連
最近のニュースでスタッドレスタイヤに付け替えたトラックで落輪が起こったとのニュースを見かけました。付け替え後でのナット緩みなどが原因ということになっておりました。特にタイヤ交換後は空気圧チェックやナットの追い締めなどケアが必要になってきます。
タイヤ交換をされた方はこういった交換後の点検のご案内はしておりますが、そうではない方も無料点検を随時行っております。この機会に普段の空気圧チェックの他にも、溝のチェックなど、普段よりも細かく点検をしてみたい/してもらいたい、という方はお気軽にスタッフまでお申し付けください。
●ガラスまわり
激しい雨や雪の日や高速道路等での運転で視界がぼやけたり、筋が残って見えにくくなったり、曇りやすくて困っていらっしゃる方はいらっしゃいますか？こちらも大きな事故につながりやすい箇所になりますので、この機会に是非チェックしてみてください。
詳細は当社のコラムでもまとめてありますので、下のリンクからご覧ください。
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